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にこにこ人生読書ノート

にこにこ人生読書ノート

松永真理さん

松永 真理(まつなが まり)
バンダイ http://www.bandai.co.jp/

 1954年、長崎県佐世保市生まれ。明治大学文学部仏文科卒。1977年、リクルートに入社。「とらばーゆ」創刊期に編集チーフを担当する。その後「就職ジャーナル」「とらばーゆ」の編集長を経て、1997年7月からは、NTTドコモ企画室長としてiモードの開発に従事。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2000」「Most Powerful Woman in Business」のアジア第1位に選ばれた。2000年3月退社後、松永真理事務所を設立。現在は、政府税調委員、内閣IT戦略本部委員などを務める。2002年6月、バンダイ社外取締役に就任。
 
 
 
「なぜ仕事するの?」                     ★★☆☆☆
  松永真理  角川書店
・男-会社=ゼロ  女-若さ=ゼロ
・世の中捨てたもんじゃないと思いました。世の中捨てちゃあ、おしまいです。
・どうもストレスというやつは、その存在を認めてあげないことには、ますます意固地になる習性を持っている。
・本物のエリートは自分に余裕があるので、少数意見にも耳を傾け相手をリラックスさせる術を心得ている。
・頭で考えるよりもカラダの方がずっと正直なのだから。カラダの言い分には忠実であろうよ。
・もうすでに実績のある人にとっては、資格なんて関係ない。
・自分が自分であることを証明する。一生ものの資格とは、そんな存在証明ができる資格のことを指しているのだと思う。
・サラリーマンという仕事はありません。
・時間的尺度だけでパーツの仕事をするのではない。パートはパートでもエキスパート。
・専門性とはただ獲得した技術と知識を指すのではなく、learn&learnしていくことで基礎的な能力を身につけていくことなんだ、と。そうしていくと、いもづる式といったら変ですが次から次に能力がつながっていくような気がするのです。
・メンター
・能力の差というより、きっかけの差


「iモード事件」                       ★★★☆☆
  松永真理  角川書店
・人の覚悟は伝染する。
・激しさと優しさ
・「素人の強み」「素人の立場」
・「この人集めはジグソーパズルをやるような感覚でしたね」 明確な「絵」が見えていない限り、正しいピースを嵌めることはできない。
・私は自分の心が少しも動かないことに気づいた。「いいか悪いか」「正しいか正しくないか」より「好きか嫌いか」「面白いか面白くないか」を直感で感じ取る人間にとっては「うーん、正しいんだろうけど・・・」としか思えないのだ。
・NOを言う義務
・それはこの興奮という熱さがなかったせいだ。
・ブレーン・ストーミング
・Win-Win
・過去から来る偏見を捨てて、いま目の前にある考えや思考法を読み取ってほしかった。それが本当の知性というものではないだろうか?
・シンクロニシティにしろ、ミームにしろ、一人の人間のひらめきは決してその人だけのアイデアではなく、だからこそ大勢の人間に共鳴し、支持されていくのだろう。ヒントはあらゆる場所に潜んでいる。見つけたときには、それはずっと前から当たり前に存在していたかのように。
・ナーシング
・易しさは優しさに通じる。
・それを「親ばか」と言われてもいい。誕生に関わり、いい子になるようあらゆる手立てを尽くしているのだから、親がわが子を信じないでどうする?そう、「わかってくれない」のなら「わかってもらうまでだ」。
 
 
「iモード以前」                       ★★★★☆
  松永真理  岩波書店
・私はこれまで企業を訪問しても、自分が「見る」「選ぶ」という視点を持っていなかった。私は「見られる」存在で「選ばれる」ことだけを願っていた。ところが、自分の目で見るという視点を持つと、あんなに嫌で嫌でしょうがなかった会社訪問が、まんざら悪くないじゃない、と思えるようになってきた。
・成功体験を積むと、人は強くなる。
・言葉にして初めて、人は理解する。
・「みなさんは、わたしの時間を10分も殺したんですよ。私はもうすぐ死ぬんです。時間がない老人の時間を殺さないでください」そう言った時の淀川は70歳だった。89歳で亡くなるまで、20年間こう言い続けたとしたら、凄いことだと思った。
・風邪をひけば誰かが代わりに入稿してくれる、そんな置き換えのきくような仕事をやっているうちはまだプロとは言えない。
・「一番大事なものは、続ける勇気を持つことだ。そうすると、神様が見方してくれるんだ」
・「自信があるフリをするのよ。新人のときはいつもそうだった。でもそうしていくうちに、いつか自分のものになっていくの」
・お金が大事なのではなく、そこに込めるものが大事。
・これまでと同じやり方をやっていては、進化しない。
・自信とは、自分への信頼である。
・ビジネスは、戦いの場である。と同時に、道場でもある。
・人は、他人から認められると嬉しい。
 人は、やったことがカタチになると嬉しい。
 人は、自分なりの工夫を凝らせると嬉しい。
 人は、自分の意見が受け入れられると嬉しい。
 人は、生きている実感を感じられると嬉しい。
 人は、新しいことを知ることができたら嬉しい。
 人は、時間が経つのを忘れて没頭できると嬉しい。
そんな人として嬉しいと思えることが、仕事の中にはいっぱい詰まっているのだ。
・「なぜそんなによく働くんですか?」これはサッカー選手に次のように聞くのと似ているかもしれない。「なぜ、そんなに走る回るんですか?」プロの選手でなくても、試合中にベンチでずっと座っていたいと思う選手はまずいない。
・選ばれなかった悔しさ、得点できなかった悔しさ、そういう人間的な葛藤があるから、競争は人を鍛え、友情を生む土壌になる。
・「ただ者では終わりたくない」
 「よろこびを、力に」
 「自分で自分を誉めてあげたい」  ・・・有森裕子
・言葉とは意志の表れである。
・生身の人間の体の中で何度も何度も揉まれて出てきた言葉には、昇華され、無駄のない美しさがある。
・「長距離で強くなるための条件は、才能でも体格でもありません。練習の継続です」
 「指導とは、意欲をもたせること。心に夢と希望を灯してあげること」 
        ・・・小出監督
・人が成長するのは、本人にとっても嬉しいが、それを間近で観ている周りにとっても嬉しいことである。異能の人といったって、同じ人間じゃないか。そう思うと、自分にも可能性があるかもしれないと思えてくるから不思議なのだ。
・偶然と必然をどうブレンドしていくか、それがきっとその人らしさ



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